ヘルスケアアート:チア!アートの岩田さんの講義を聞きました。

なごやヘルスケアアートマネジメント推進プログラム 「チア!アート」の岩田さんの講義でした。

チア・アート https://www.cheerart.jp/

医療者にとっては病院は医療を施す場で、患者・家族にとっては生活の場という言葉に感銘を受けました。

チア!アートは医療と生活をつなぐことをしていきたいと。 患者にとっては病院は非日常な生活の場です。入院すると病人になってしまう。まるで世界が切り離されたように感じられることも多々あります。 一方で、子供が入院しているお母さんなどは、医療医療した場から、家に帰るときにお母さんに戻らないといけない。その気持ちの切り替えがうまくできる場がない。

チア!アートはそういった医療と生活との間をゆるやかに繋いでくれるプロジェクトであふれています。例えば、「つつまれサロン」と呼ばれる曲線を多様に用いた柔らかな何もない空間を作る、そうすることで、ちょっと一息つける場所ができる。

物置のようになっていた渡り廊下が、窓が大きく取られてとても開放的だったのを見つけて、ソファを置いてみて誰でも参加できるワークショップを開催してみたり。そういう場だと、患者と医師ではなく、人と人との会話になるとおっしゃってました。

はじめは病院側も批判的だったのが、10年続けて協働するようになってきたと。何事にも時間がかかるのだなと感じた事例でもありました。 アートコーディネーターである岩田さんの熱いパッションが継続的に続けられている所以なのだとも感じました。ヒアリングに時間をかけていらっしゃるところがとても共感できました。

資金繰りはやはり問題になっているようで、どこも難しいんだなと感じます。どうしたらいいんだろうなあ…継続するにはお金が必要で。アーティスト・デザイナーである私も同じく、困っております。

名前のない部屋、使われていない空間を見つけるのがすごく上手な方なのだなと感じました。空間・環境の力って私もすごいと感じていて、明るい光が入る部屋に引っ越した途端元気になったことがありました。ホスピタルアートってそういう簡単なことで意識が変わるものだと思っています。ちょっと絵が描いてあるだけでふわっと心が柔らかくなる。でもそれを病院の人に伝えるのがどれだけ難しいことか。 筑波大学にはこんなに頑張っていらっしゃる方がいるんだと聞けただけで元気が出ました。講義ありがとうございました。

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